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2157 コシダカホールディングスを購入した理由

こんにちは、えりまきです。

2020年7月22日(水) にコシダカホールディングスを新規購入した理由を書きます。

 

◆はじめに

コシダカホールディングスは『カラオケ本舗まねきねこ』を直営展開しているカラオケ主体の会社です。「カラオケ本舗まねきねこ」を中核に、ひとりカラオケ専門店「ワンカラ」も運営しています。カラオケの店舗数は業界1位です。少し前まではフィットネスのカーブスも運営していましたが、2020年3月2日に日本初のスピンオフIPOとしてカーブスホールディングス<7085>を上場し、カーブス事業を独立させました。これにより資本関係は消失しておりそれぞれが独立した状態になっています。

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コシダカホールディングスHPより

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 コシダカホールディングスHPより 2020年3月スピンオフにより資本関係のない独立した会社へ

 

◆コシダカホールディングスの事業内容

フィットネスのカーブス事業を独立させたため、コシダカホールディングスの主要事業はカラオケ事業となり売上高の約95%、営業利益の約96%を占めています。他に温浴事業と不動産事業を運営していますが、割合が小さいため企業の成長性を見る場合はカラオケ事業に注目すれば問題ないと思われます。

 

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コシダカホールディングスIR資料を元に作成

 

◆主力事業「まねきねこ」の特徴

まねきねこは居抜き出店することにより、成功を収めています。廃業したお店をそのまま利用し、初期投資を削減して店舗を拡大していくスタイルを取っています。

他にも、業界で初となるドリンクバーを設置したり、全店舗の全面禁煙など、オリジナルなサービスを展開しています。また高校生のグループには部屋代無料など、将来を見据えた顧客の囲い込みも実現するなど、「今」だけでなく、「未来」にも投資をしているようです。

他の企業に比べると、料金も安めです。さらに、食べ物・飲み物の持ち込み自由化を実施し、コスパを武器に人気を獲得してきました。現状では、若者の「地方離れ」を考慮し、首都圏への進出に力を入れています。コシダカホールディングスは直近10年で200店舗以上まねきねこを新規出店をしています。そういえば最近家の近くにまねきねこが出店したなと思っている方もいるのではないでしょうか。

海外出店もしていますが、出店ペースからまだ軌道に乗っていない印象があります。

 

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コシダカホールディングスIR資料を元に作成
 

さて、話を戻して購入した理由を記載していきます。

 
◆購入理由① -自身の定めた投資ルールに適合している-

私は売買ルールを決めています。コシダカホールディングスがルールに適合しているかをまず確認します。下図が私の売買ルールです。

 

売買ルール

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条件1 高成長銘柄 PER30倍以下 OK!

 ⇒2020年7月22日(水) に386円で購入。カーブス事業を除いた前期純利益の推定値の28億円(EPS34円)として算出した実力のPERは 11.4倍です。コシダカホールディングスのカラオケ事業は直近4年で売上高を約29%(年平均6.6%)上昇させている高成長銘柄です。そのため、PERは30倍以下であれば良いと判断しています。前期のカラオケ事業の営業利益率が12.6%と高いので警戒してしまう面もありますが、もしもコロナ回復後に営業利益率が半分の6.3%になったとしても実力のPERは22.8倍前後になると予想されます。22.8倍前後でも30倍以下なので買いと判断します。

前期の決算結果から実力のPERを求めた理由ですが、コロナ中は大体の銘柄が一時的にマイナスになり、ポテンシャル値よりも予想PERは大きく下がってしまい参考にならないためです。

 

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コシダカホールディングスIR資料を元に作成(一部情報を追加)

 

条件2 自己資本比率30%以上 OK!

前期決算時の自己資本比率は53.4%です。十分かどうかは判断が難しいですが、高い水準なのでコロナの影響を強く受けるカラオケ事業ですが、持ちこたえてくれると信じています。

 

最新の財務状況

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コシダカホールディングスIR資料より 2020年7月10日発表では自己資本比率53.4%

 

過去の自己資本比率推移

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コシダカホールディングスHPより 過去の自己資本比率推移

条件3 成長・業績回復見込み企業 OK!

そこそこ良い財務状態なため、この苦しい時期を乗り越え業績回復をしてくれるでしょう。そして、成長性ですが年4%程度を期待しています。

チェーン店は既存店舗が売上げ・利益を維持した場合、同じくらいの売上げや利益を出せそうな場所に新規出店すれば出店した分だけ、売上げと利益が増えます。

まねきねこは500店舗を超えているため年10%成長は厳しく、過去の出店ペースから予想するとコロナ後は年平均25店舗程度の増加だと予想しています。

 

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コシダカホールディングスIR資料より

 

成長の限界は何店舗でしょうか。私は700店舗くらいまでは伸びると予想しています。参考として2020年7月13日現在の有名カラオケチェーンの店舗数を記載します。

 

第1位 まねきねこ 515店舗 (2020年7/13現在のため上記店舗数とずれあり)

第2位 ビッグエコー 492店舗

第3位 カラオケBanBan 412店舗

第4位 カラオケ館 228店舗

第5位 ジャンボカラオケ広場 187店舗

第6位 コート・ダジュール 120店舗

第7位 JOYSOUND直営店 108店舗

店舗数 出典元:カラオケボックス店舗数ランキング(2020/07)

 

コシダカホールディングスは2020年4月10日のIR資料に中期経営計画を載せています。

資料によると、2024年8月期決算で売上高650億円(5年で55%成長、年間12.7%成長)を目指しています。

ルーム数については2024年8月期のルーム数は20,000なので5年で8600ルーム増やす計算になります。今後大型店舗を拡大する方針のため1店舗40ルームと仮定すると215店舗(年平均43店舗)の増加が必要になります。

これら売上高の達成とルーム数の実現は難しいと私は考えていますが、経営陣がこれほどの成長を目指して運営していると考えると心強いです。

 

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コシダカホールディングスIR資料より

 

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コシダカホールディングスIR資料より

 

条件4 15%以上の株価上昇が期待できるタイミング OK!

コロナ後の回復見込み(+16% 386円→448円)と素地の成長(+4%)で計20%の上昇を期待しています。

 

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Google Financeより コロナ前やコロナ一番底の後に400~500円台なっている

上記の通り、自身の売買ルールを満たす良い銘柄であったため購入に至りました。また、コシダカホールディングスには他にも買い材料があるので箇条書きで紹介します。

 

◆購入理由② -その他 買い材料-

 ・本来の実力値は営業利益率が高く10%前後

 ・ほぼカラオケ専業でビジネスモデルが明確

 ・チェーンであり、中期経営計画が数値が高成長であること

 ・前期実績の配当性向 30%以下 (内部留保と株主分配のバランスが良い。)

 ・RSI30水準

 ・時価総額が273億円と低く伸び代が十分

 ・リーズナブルなカラオケとして定評がある

 ・無理のない出店ペース拡大を続け店舗数が業界1位になった実績

 ・海外出店の新しい芽を育てている

 

今まで良いことばかり書きましたが懸念点も記載します。

 

◆懸念点

・コロナの影響を強く受けるため業績回復の見通しが立てづらくリスクも多い

・比較的自己資本は多いが、コロナが長期化すれば運用資金不足の懸念あり

・海外出店が軌道に乗るか?

・成長できるのはあと10年位か?

 

最後にコシダカホールディングスの期待度を5段階評価で示します。

 

◆期待度

 成長力 ★★★☆☆

 割安性 (386円の場合) ★★★★☆

 安定感 ★★☆☆☆

 総合期待度 ★★★☆☆

 総合期待度は3と評価しています。

 

ここまで読んで頂きありがとうございました!

それではまた。

 

※株式投資は自己責任でお願いします※